今年度の予定



【今週の様子】

1月17日   13:30〜17:00
参加OBの自己紹介/勉強会/進捗報告/ディスカッション/運営MTG

勉強会テーマ
  「プロジェクトコントロールと市場」

講師OB講師
 山本 真史
職歴
 小樽商科大学アントレプレナーシップ専攻(2007.4〜)
 キャリアバンク株式会社
参加OB
武井 歩(アイビーエム・ソリューション・サービス株式会社)
工藤 大明(株式会社北海道キューブシステム)
中村 美恵(株式会社NTTドコモ)
沼倉 隆晴(デジタルテイル株式会社)
寺下 雅人(ホーマック株式会社)

授業風景

【今週の報告】

さて、いよいよ中間報告会前最後の講義になりました。

中間報告会が企画書発表会の焼き直しにならないようにするために、方向性を示すだけでなく、どれだけ具体的に根拠を示し、さらに自分たちの道筋を示すことができるか…。各チームとも、あと一週間で本気になって行くことが必要かと思います。
最終報告会ではもうやり直しはききません。今回の中間報告会はある意味最後のチャンスになるとも思います。頑張っていきましょう!


そのように始まった今回の講義でしたが、まず前回の宿題の発表ということで「プロジェクト上の悩み」について討議を行いました。
やはり各個人の時間管理が難しく、スケジュール通りに上手く進んでいない現状があるようです。どちらのチームも多くある悩みのどこが根本にあるのか、ということを考えていきましょう。

今日の勉強会のテーマは「プロジェクトコントロールと市場」ということで、中間報告会の前ということもあり、今まで学んできたことの復習を中心に行いました。

プロジェクトコントロールとは飛行機の操縦に似ている、という所から始まり、前にも話があった二種類のプロジェクトコントロールについての話がありました。「ヒト」を動かす(人員管理)グループコントロールと、「コト」を動かす(進捗管理、品質管理)プロジェクトコントロールですね。
それらを管理するために、アウトプットでのコントロールが必要です。言葉や気持ちでプロジェクトを動かすのではなく、姿あるアウトプットを出すことで評価を行い、進捗を管理していきます。その一つのやり方が「レポーティング」でした。口頭では情報は共有されない、と言うことを覚えておき、出来る限り全てを書面化して管理することの重要性を教えて頂けたと思います。

また、もう一つのテーマ、市場に関しての部分では「事業」「シーズ」「推進力」の3つで評価する、ということの確認を行いました。市場性を評価するには「市場の規模」「市場の成長性」「市場の競争状況(ポジショニング)」の3点で評価するのでしたね。これらの現状を把握し、評価する枠組みを持つことが必要です。

それについて、1つ目のディスカッションでは「何を調べると市場性を判定する各評価軸をうらづけられるか?それぞれの評価軸を構成する要素についてまとめなさい。」が討議されました。
各チームで今まで調べてきたこと以外にも、必要とする情報がたくさんあることが明らかになったと思います。全てを調べる必要はないかもしれませんが、その中で必要でありながら調べていない情報はありませんでしたか?出来ることはやってみましょう!!

それから市場を定義するために必要なターゲット設定(セグメンテーション)、市場評価のステップ、収益性の評価と前回までの確認がもう一度行われ、2つ目のディスカッションとして「1つ目のディスカッションを踏まえて(3つの軸の中で)自分たちの担当するプロジェクトの市場性を評価しなさい」をチームで話し合いました。両チームとも希望としては「市場性はある」と言いたくともファクト不足が否めない状況であるようでしたね。裏付けは相手に説明するためにも評価を行うためにも不可欠です。足りない部分を補えるようにしていきましょう。

さて、最後に次回(1月31日)のHWとして以下の2つが出ていました。
「中間報告会(事前準備や当日の発表)を通じて、チームで新しく学んだことについて発表してください」「中間報告会を終えて、最終報告会に向けて何が足りないのかについて討議し、発表しなさい」です。

OBからプレゼントとして、本気で行うとはどういうことか?ということを示すシリコンバレー・スタンフォード大学の限界への挑戦を行う姿をDVDで見せてもらいました。プロジェクトをおこなう際の戦略の構築の段階には「課題の発見」→「あきらめの誘惑」→「再挑戦」→「希望への意志」というものがあります。あきらめの誘惑に負けず、失敗を恐れず、むしろ高いリスクをとってよい失敗をする勇気を中間で見せられるよう頑張っていきましょう。

次に進捗報告が行われましたが、各チームとも自分たちが行うことの絞り込みが出来てきたようですね。頂いたコメントを考え直すことで、自分たちの枠からもう一歩出た企画を練ることが出来るはず。最後にコメントシートをもう一度見直して、自分たちの企画の穴を探してみましょう。中間報告会では今まで講義でやってきたツールでの分析など、より裏付けされた根拠を期待しています!


それでは、次回は中間報告会!自分たちのチームの発表ももちろんですが、今回は全員で中間報告会を作っていきます。学生みんなに役割分担がされているので、協力しあってよい報告会にしていきましょう!!
よろしくお願いします!!

【参加学生の感想】


(桑山)
欠席。

(下國)
今日の感想・反省:今回の授業でのディスカッションは自分たちのプロジェクトについてのことだったので直接活かすことができるのでよかったです。

(櫻岡)
今日の感想・反省:(プロジェクトコントロールは)飛行機の操縦と似ている、という例えがわかりやすかった。
今後に活かしたいこと:今までいろんな切り口から事業を切り込んできたので、復習にコツコツやってみたいと思う。

(泉谷)
今日の感想・反省:今回の授業でのディスカッションは自分たちのプロジェクトについてのことだったので直接活かすことができるのでよかったです。


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